自拓塾では、子どもたちに世の中は広くて楽しいことがたくさんあるということを体験学習を通じて紹介していきたい、いろんなことに見て触れて、感じて自分でやりたいことを見つけて、選んでもらえる場所を提供します。
ボランティアで訪れていた施設の小学五年生の女の子の言葉が最初のきっかけでした。
将来何になりたい?と聞くと、
彼女は「この世にないものを発明したい。まだ誰も見たことも聞いたこともないものを発表したい」と言いました。
私はとても驚きました。
この世にないものを発明するには、それなりの知識が必要になります。
私に出来ることは何があるだろう、と考えました。
そこで出た答えが社会について紹介する体験学習でした。
仕事で知り合った考古学の先生に、偶然古墳の発掘調査の現場で会うことがありました。
普段はちょっと怖そうな感じの方なのですが、現場で見かけた先生は
職員さんに好奇心いっぱいに「あれはどうなっていたんや?!これはどうなっているんや!?」と、
次々とうれしそうに質問をされていました。
その先生の背中を見て、とても微笑ましくもあり、うらやましいと思いました。
少なくとも大学の頃から現在まで、ずっと好きなことを仕事として続けてこられたということは、
充実した人生を送られてきたのではないか、と思います。
私も先生のように若いころから自分のやりたいことを見つけられていたら、また違った生き方をしていたのかも知れない、と思わされました。
学生時代にアルバイトで塾の先生をした時に、あるクラスの生徒たちはとてもやる気があって、楽しそうに話を聞いていますが、
別のクラスのある生徒は、皆がつまらなそうに聞いていました。
いやいや通っていることがとても感じられて、教室に縛り付けているような気がして、教えていても可哀そうに感じてました。
振り返ると、もしその子たちに先ほどの考古学の先生のような打ち込めるものがあったなら、それを実現するための勉強を
しなければならない、と考えて、学ぶ姿勢も違っていたのではないかと考えるようになりました。
これらの原点に共通していることは、「色んなものや世界を見る」ということです。
自拓塾では、子どもたちに世の中は広くて楽しいことがたくさんあるということを体験学習を通じて紹介していきたい、いろんなことに見て触れて、感じて自分でやりたいことを見つけて、選んでもらえる場所を提供します。
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